教授と戦メリ

さっき、NHKに坂本龍一教授が出てた。やさしく話していた内容もなかなか面白かったし(太田さんの突っ込みが今回は弱かったのが残念)、即興っぽい演奏(あれは曲なのかもしれないけど)の和音が美しく(教授の曲は8和音とか10和音とかに聴こえる)、最後の戦メリ(戦場のメリークリスマス Merry Christmas, Mr.Lawrence)は相変わらず良かった。

話は変わるが、一昨日の日曜日、所属オーケストラの団内アンサンブル大会があった。半年に一度小さいホールを借り切ってやるという団内にしては本格的なもの。音響も良いし、みんながんばっていて、とても楽しい時間だった。

人数の多いオーケストラをやっていると、あまりにも回りに影響されるので自分の音に対して無頓着になりやすい。そういう欠点をアンサンブル(室内楽)は埋めてくれるのだ。特に弦楽器では一人ひとりの重要度が大きくなり、かなり意識は違うのではないだろうか。

そんな私も打楽器アンサンブルをやらなければならないわけだが、人数も楽器数も必要なので、なかなか気が進まない(今年は別の機会にやることになった)。なので、いつか弦楽器の人たちと一緒に、ピアノを弾いてやろうと思っていた。

今回のアンサンブル大会はそんな気は無かったのだが、前日の夜、恥ずかしながら突然思い立ってしまったのだ。坂本教授の曲「戦メリ」を弾こう!と。

というのも、私はピアノを習ったことが無く、つまり下手くそなのでクラシックは難しくて弾けない。しかも本番前日の夜に思い立つなんてのは無謀である。そこで、高校生の時から好きで暗譜で弾ける「戦メリ」を選んだわけだ。しかも「1996」という教授のアルバムでやっていた、ヴァイオリンとチェロと一緒にやる譜面は持っている。これ以上の条件は無い。

暗譜で弾ける、と書いたが、これは正確じゃない。メロディとコード進行を知っているだけで、いつも適当に弾いてしまう。教授は毎回和音もテンポも違うので、色々な演奏を聴いたバリエーションの中から勝手に選ぶという感じ。今回も同様に、適当に作って弾いてしまった。これは弾いたって言えない気がするが…。

ということで、人前でピアノ弾くのは生まれて2回目という大変な緊張感の中、何回かミスをしつつ演奏は終了。でも、いいホールでいい楽器で、ステージで演奏するって本当に気持ちがいい。すごくピアノの音がきれいなんだなぁ。軽く弾くだけで音が鳴るんだなぁ。いやぁ、下手ながらも癖になるかも。次もやろうかな。

ちゅうことで、今日の教授の戦メリを聴きながら一昨日を思い出したなんとも言えない夜のひと時でした。

1996

1996