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上昇スパイラル

私は行動力が乏しく、何かをやろうと思うときに躊躇してしまうことが多い。やらなくてはいけないことでも後回しにして、損をすることもある。

最近の仕事や演奏会を作ったときもそうだが、大変なことだとわかっていても偶有的な部分はあまり見ないで、おそらくできるだろうと自己肯定することで行動を始めてきた。実際、偶有的な部分で苦労したとしてもうまくいくことが多い。そんなことを考えていたら、多くの行動は自己肯定から始まるのではないだろうかと思い始めた。

ニートと言われている人が行動できないのは、完全に自分を否定し(され)、何もできない人間だと感じているからだろう。そういう方々をカウンセリングしている人の話として、トイレのスリッパを必ずそろえるなどのような、自分ができると思うことを毎日続けていくことで、その繰り返しを成功体験として積み重ねていいき、次の行動に繋げていくそうだ。これは、「自分ができる」という自己肯定から行動を始めることで、「できた」という成功体験をさらに自己肯定化し、新しい行動を起こしていくという行為ではないかと思う。

自己肯定から成功体験というスパイラルを上っていき、何かを成し遂げる。これが目標に達するために重要なことなのだろうと思う。

私は今まで常に自己否定をしていて、いつも「できない」というネガティブイメージで行動をしてきた。この状態だと、思い切って行動をして成功したとしても、それを成功体験として生かせず、次の自己肯定に繋がっていかない。上昇スパイラルを発生させられていなかった。行動力がある人を見ていると、自分に自信を持ち、常にこの上昇スパイラスに乗っているように見える。私もそれに乗るためには、いいところも悪いところも含めて自分を客観的に評価し、改善していく未来の自分も含めて肯定してあげなければならないと思うようになった。

NHKのプロフェッショナルで「子どもはお母さんが自分自身をあるがままに受け入れた時に生まれてくる」という話があった。出産を体験し得ない私には想像を超える深い言葉であるが、いいところも悪いところも含めた「自己肯定」に似た考え方なのではないだろうか。

しかし、「出産」はどんなクリエイティブもひれ伏してしまうような宇宙的な広さがある…。男が女性に勝てるわけないわな。