読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

譜面の顔

今日は、電車に揺れながら新日本フィル/朝比奈隆ブラームスを聴いていた。とってもいい曲なんだけど、残念なことに私はいい思い出が無く、そのときの感覚が蘇ってくる。本当にブラームスは難しい。譜面に書いてあること以外にやるべきことがたくさんあって、まったく本質まで到達できない。当分、ベートーヴェンブラームスはやりたくない。

聴いて嫌な感覚を思い出していると、同時に譜面の映像が目に浮かんでくるのだ。未だに暗譜で自分の出番がわかる。人間の記憶というのは不思議なものだ。

今まで、色々な作曲家の曲を演奏してきたが、作曲家ごとに「譜面の顔」があるように感じる。大作曲家でも癖があって、「こういうフレーズってブラームスっぽいよね」という場面が多々ある。だから、知らない曲でも譜面を見ただけで、誰の曲かわかっちゃったりするわけだ(もちろん、いつもではない)。本人は出そうと思って出しているんじゃない特徴だろうけども、「勝手に出てしまう」こういう特徴こそ個性というなんだろうなぁ、と思った。

あぁ、喜んでブラームスをやりたい!と思える日はいつ来るのだろう。

ブラームス:交響曲全集

ブラームス:交響曲全集