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恐怖

梅田望夫著「ウェブ時代 5つの定理」について、先日「少し遠い本」というエントリーを書いた。あの内容は私の正直な感想であったわけだが、どこか引っかかっていた。それを上手く言葉にできていなかった。そんな中で、横浜逍遙亭の中山さんがこのようなことを書かれていた。

http://d.hatena.ne.jp/taknakayama/20080307/p1
昨日の感想にもまして、この本で梅田さんはそうとう割り切ったなあとあらためて思いました。そもそも、梅田さんのメッセージは、本質的に「上」の人たちに向けられています。能力のある人たちが型にはまった生き方をしている社会はおかしいんじゃないか。だから若い優秀な人には柔らかい発想と行動力を発揮し、もっともっとハッピーな道を目指して欲しい。そういう人も出てきて欲しい。新しい生き方がさらに次の人たちの新鮮なお手本になることによって、日本社会の硬直した仕組みは少しずつ変化していき、よりよい循環が生まれれば素晴らしい、ということだと思います。

頭にがっつーんです。つまり、梅田さんが向けた読者に私が入っていなかった、ということですな…。私が引っかかっていたのはまさにここだった。

私は、毎日数多くの小さなことに悩み、その摩擦によって、どんどん自分自身が熱くなっているのを感じている。おそらく、今後どんどん大きくなっていくだろうと思う。そんな中で、そのギャップから学びながらも、その地に安定的に定住することを自ら望んでいる面がある。ここでこの熱を冷ますべく、そのギャップを埋める努力もしようとせずに。

私には多くの「恐怖」が存在する。失う恐怖、食べていけない恐怖、仲間はずれにされる恐怖、批判される恐怖…。これらが全ての行動を阻害している。実はこのBlogでも、自分の思っていることを10%も言えてない。これもいくつかの恐怖が書くことを阻害している。

これらと冷静に見つめ合い、本当に恐怖なのかどうか整理する必要があるように思う。必要な恐怖と必要でない恐怖を分け、必要な恐怖を努力によって払拭できるようになったとき、初めて私がこの本の対象者になれるような気がしている。

もう一度「ウェブ時代 5つの定理」読み、その感動をこのBlogに書けるようになるには、もう少し時間がかかるかもしれないが、近い将来、必ずここに感想を書きたいと思う。