新日本フィルBest演奏会(俺的に)!

昨日、新日本フィルの演奏会に行ってきた。

名曲シリーズ(クラシックへの扉)
ウェーバー作曲 歌劇『オイリアンテ』序曲作品81 J.291
モーツァルト作曲 ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218 「軍隊」
ハイドン作曲 交響曲第1番ニ長調
ハイドン作曲 交響曲第100番ト長調『軍隊』
指揮:ゲルハルト・ボッセ
ヴァイオリン:郷古 廉(ごうこ すなお)

1stViolinが4プルト(8人)、ティンパニはバロックティンパニ古楽器)という小編成での演奏会だった。実は古典を演奏会で聴いても印象に残ったことはあまりないんだけど、昨日は昨年より何度か行っている新日本フィルの演奏会の中で、Best演奏会だった。

弦楽器が少数精鋭のせいか、音の張りがあり、スピード感があってオーケストラの柱として成立していた。少ない聴いた回数だが、今までの演奏会でこのような弦楽器の音は初めて。ウェーバーからすばらしかった。

ウェーバーはハイドンモーツァルトより少し新しい時代で、歌劇の序曲のせいか、ロマンティックなメロディが多い。でも、この編成で聴くと、しっかり古典で聴こえて新鮮だった。ウェーバーは大きい編成でモダンティンパニを使ってバリバリテンションを上げても充分に曲になる。そういう演奏ももちろん楽しいわけだけど、おそらく当時に近いこの編成でも充分に楽しめた。

モーツァルトはソロの郷古 廉さんが圧巻。1993年生まれだって。14歳中学生。いやー笑っちゃいましたよ。細い体から力強い音を出し、彼が出てくると、一瞬で空気を作り出す。1楽章のカデンツは彼の独壇場だった。特にスタイルとして好きだったのは、細かい音程などはあまり気にせず、全体として彼の音楽を表現しているところだ。やっぱり、精度より大事なところってあるよね。あと、オーケストラのアシストもすばらしかった。最初の音が美しく、一気にウェーバーの雰囲気からモーツァルトの雰囲気に変わった。この時点で、すばらしい演奏会になることを確信した。

後半のハイドンがこれまた良かった。アンサンブルが乱れたり、ただ弾いているだけだと退屈してしまいそうな曲ではあるが、数多くの引き出しを惜しげもせず曝け出し、各楽章の雰囲気の移り変わり、フレーズの色の違いを上手く表現して、多くの色が散りばめられた飽きない演奏だった。そして、新日本フィルで語らずにいられないのはやはりティンパニ。バロックティンパニではあったが、アプローチがモダンであり、しっかり楽器が鳴っていた。やはり、弦楽器管楽器のアプローチがモダンだと、このアプローチがぴったりだ。モダン楽器を小さくした感じで、オーケストラとのバランスがバッチリ。古典をこのように演奏できる日本人は、確実に他にいないと思う。気持ち良かった。

アンコールもハイドン。豊かな土曜日の午後を過ごさせていただきました。感謝感謝。