Webのデザイン

とてもいいサイトを見つけた。Linuxコマンドなどなどについて多くの情報を載せている点もすばらしいが、何と言っても整理されていて見やすい。各コマンドがツリー構造になっており、検索エンジンを使わずとも目的のところへたどり着くことができる。細かい気配りが行き届いて使いやすいサイトになっている。

Webデザインはポスターなどのデザインと同等に思われがちだが、実際は「使いやすさ」が重要であり、どちらかというとリモコンのようなデザインと似ていると思う。デザインだけを凝ったサイトが見にくいと思う人が多いのではないだろうか。ユーザが何を欲していて、どう探しに行くかという行動を予測して、サイトを作る必要がある。

Webシステムは特に当てはまる。Webで作られており、一般のWebサイトと同じに見えるが、あくまでツールなのだ。ツールの使いやすさというのは、派手さとは無縁である。おそらく、研究と改善を繰り返した結果、本当に使いやすいシステムに近づくのではないだろうか。システムは作って終了では無いと思う。

最近、私がデザインの中で重要だと気づいたのは「隙間」だ。隙間が少なすぎるとごちゃごちゃするし、多すぎるとスペースが無駄となるようなデザイン的な意味合いもあるが、それだけではなく、探しやすさやコンテンツの意味が大きく変わる。「CYBERAM Documents Project」は、隙間の使い方もとてもうまいと思う。

Webの世界というのは、オープン化されている技術を勉強するチャンスが誰にでもあるだけではなく、デザイン的にも同様のチャンスがある。派手であったりかっこいい絵が描ければいいといいというものではない。その本質を捉えれば、技術的には誰にでも可能な世界なのだ。そういう意味でも、とても面白い世界だと思う。