価値観の相違

大学時代に高校の恩師からWebの面白さを教わって以来、ずっとそれを追いかけてやってきた。会社でもプライベートでも。それで作ったのがコンサートスクウェアだし、その他のページもそう。会社でもAjaxのようなWebの最新技術を基幹システムに取り入れるべくやってきて、成果も出したと思っている。

そして、もう一歩ステップアップしたいと思い、思い切った異動を試みた。Webの技術とはいえ、偏った技術やシステムでは脳みそが活性化しない。応募し、面接し、合格。そして新しい技術とシステムと仕事を覚えようとやる気になっていた。

しかし、今はまったくWebとは関係ない業務をやっている。最初は何とか頑張ろうと思っていた。でも、好きな人は失ってありがたさをわかると言うが、それと同じ気持ちを味わっている。おそらく、このまま耐えてやる人は多いのだろうが、早くから好きなことを見つけ、そればかりをやってきた私に難しいようだ。おそらく、古い人間に言わせると、私は甘い人間だという烙印を押される。正直、私もそういう強迫観念に駆られている。

同時に、私はこの先どうなるのだろう、と不安になる。このままWebの技術から離れ続けていいのだろうか。新しい考え方がどんどん出てくるこの時代に、生活の半分以上の時間をつぎ込んでいる「仕事」で、何もしないなんて不利ではないのか。

いつも興味深く拝見しているBlog「住みたいところに住める俺」にこんなエントリーがあった。

まあ、もし前職に残っていたら、絶対に残業はせず、変人を極め、副業に命をかける、ことを淡々としてたであろう。
「やわなん」もそれで創ったんだし。

今の会社で目標を定められない上に、辞められない事情の人は、是非副業で行きましょう。
就職口の無い人は、国外脱出を目指すってのはどうでしょう。

他のエントリーもそうだが、本当に意見が一致することが多い。こうなったら、会社以外の時間を充実させるしかないのだ。Webはそれを現実のものとさせてくれる。そういう意味では、とてもいい時代に生まれ、すばらしいことを好きになったものだ。

もう一つ勇気を出して言わせてもらうと、大企業は社員を人と思っていない。ただのコマだ。上司の命令は絶対服従。とにかく長時間仕事をしていることを美徳とし、携帯やパソコンを常に持たせ、家でもメールの返信を要求する。そういうことをやりたい人はやればいい。私も出来る限り役に立ちたいと思っているが、全てを売る必要は無いと思う。私は家族も大事にしたい。音楽も追求したい。友達も大事にしたい。Webは楽しすぎるので死ぬまで付き合っていきたい。

でも、こういう風に生きていくってやっぱりいけないことなのだろうか。やはり甘いのか。……私も変人になるしかないのかもしれない。