読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

使いやすいものを作るリスク

私は仕事でもWeb系の機能を作っている。最近、Webの基幹システムも使いやすさへの厳しさが日に日に増している。多くのユーザがGmailGoogle Mapsを始め、インターネット上の便利な機能に触れているのだから無理は無い。ユーザの意見はごもっともである。

とはいえ、基幹システムだから、コンサートスクウェアなどのように簡単にはいかない。何かを作る、手を入れるというのは、不具合というリスクを入れ込むということと等価である。事実、長く稼動しているシステムのバグの多くは、最近手を入れたところから発生する。

「使いやすさ」も同様である。大小にかかわらず不具合に対してユーザは厳しくなっているため、少し気を利かすという厚意も裏目に出ることがある。そのため、小さな使いやすさに気を配ることに臆病になる。

最近、もっとも使いやすく出来たと思う機能が、部内向けに作ったWeb画面だ。多少のバグが起きても気にしなくていいため、思い切った機能を入れられる。隣の人の要望もすぐに反映できる。リリースしてもどんどん良くしていける。このような時間や空間や不満やリスクを共有できる開発プロセスで、大きなシステムも開発することは出来ないだろうか。理想論だろうか。