行動は思考を弱める

行動は思考を弱める(ハーバード大学医学部留学・独立日記)

しかし、うまく行かないときには、行動が思考を弱めている可能性を考える事は価値があるのはないでしょうか。これは、いったん研究室を出てリフレッシュすること奨めているのではありません。いったん実験(行動)を止めて、(一時的に)その時間とエネルギーをすべて思索に投入する、そして汗をかくくらい考え抜くということです。

どんな華やかな世界の人でも、一人の部屋で考え抜く時間はあるはず。ただ闇雲に何かやっていてもしょうがない。

先日、中学高校の吹奏楽部の話になった。全国大会に進出するような団体は、多くの場合軍隊のようなまとめ方をしている。顧問(や講師)のような絶対君主がいて、それについていく生徒達がいる。その結果、指導者が導く方向性が全国大会に向いていれば、そのようになることもある。

軍隊とは勝つために存在する。トップの言うことが絶対であり、逆らうことは許されない。そこに思考が介在すると、行動が発散する。そのため、軍隊では思考を最小限に食い止めようとする。考える前に動く。吹奏楽部でも、これが徹底されることにより、このような生徒達が作られる。

全国大会に行けることは悪いことではないし、実際楽器は上手になるので、彼らにはプラスのことだろうと思う。その代わり、彼らからは思考が奪われてしまっている。高校を卒業しても、その傾向は残っている。音大に進んでも、まだ高校を引きずっている人がいるそうだ。果たしてこれは、部活も教育の一環とすると、彼らにとって良かったのだろうか。